冬の食卓、主役は蒸し料理 油使わずヘルシー、調理器が相次ぎ登場
掲載日:2008-11-24 (月)
寒い季節の食卓の主役といえば、鍋料理。しかし、今年は「蒸し料理」が、その座を奪う勢いだ。都内を中心に専門店がオープンする一方、蒸し調理器が続々お目見えし、家庭料理としても浸透しつつある。(榊聡美)
≪増えるバリエーション≫
東京・銀座の人気スポット、マロニエゲートに入る東急ハンズ銀座店では20日、形も材質もさまざまな蒸し調理器を集めたコーナーが登場した。「せいろな どは冬の時期によく売れますが、今年の人気ぶりは特別ですね。蒸し料理は油を使わないのでヘルシーですし、野菜などの本来のおいしさが味わえる、と特に女 性に好評です」と話すのは、キッチンフロア担当の内藤慶子さん。
同店では約20アイテムがそろい、杉製のせいろや、大きさが変えられるステンレス製蒸し器といった定番商品に加え、ユニークなデザインの商品が人目を引く。
魔法のつぼのようにも見えるタジン鍋は、モロッコの代表的な家庭料理のタジンを作る際に用いる土鍋。鍋に野菜や肉などをピラミッド状に積み上げ、大きな 円錐(えんすい)形のふたをして加熱する。油はもちろん、水も不要。ふたの上部に上がってきた蒸気を中に戻して、食材の水分を逃さず、ゆっくりとまんべん なく熱を伝える。
≪火を使わず手軽に≫
電子レンジ対応の便利グッズも、種類が充実している。人気が高いのは、鮮やかなオレンジ色をしたルクエ社(スペイン)の「スチームケース」。独自のプラ チナ・シリコン製で、ふたが一体になったお弁当箱のような形をしている。耐熱温度がマイナス60度から260度まで対応できるため、冷蔵・冷凍庫で保存も できる。
また、伊賀焼(三重県)の「陶珍菜」は、すのこに食材をのせ、吸水させたドーム形のふたをしてレンジにかけると、陶器に含まれる水分が温められて内部に熱蒸気が発生する仕組みになっている。
いずれの調理器も、見た目がおしゃれで、加熱後はそのまま食卓にのせられるのが魅力だ。
また、電子レンジやホットプレートなど蒸し機能が付いた商品が増えている家電にも、専用調理器が登場した。10月に発売されたティファール(フランス) の電気蒸し器「スチームクッカー」は、「予想を上回る反響」(販売元のグループセブジャパンマーケティング部)だという。
本体に水を入れ、バスケットに食材を並べて、タイマーをセットするだけという簡単さが売り物で、付きっきりにならずに済むし、小さな子供がいても安心という声が多いとか。
≪メタボやダイエットに≫
「蒸し調理はメタボが気になる人やダイエット中の人にお勧め。栄養、食感、味のそれぞれに利点があります」と、管理栄養士の山内寿子さんは説明する。
野菜などに含まれるビタミンCは水溶性で熱に弱く、ゆでると流失してしまうが、蒸すとそれを防ぐことができる。グループセブジャパンがブロッコリーのビタミンC残存率を調べたところ、ゆでた後は58%だったが、蒸した場合は84%と高い数値を示した。
水分が逃げないのでふっくら柔らかく仕上がるし、素材のうまみや香りも保つことができる。山内さんは、これからおいしくなる大根やカブ、サトイモなど冬野菜の蒸し物がイチ押しという。
景気の低迷や食品の値上がりによる"内食"傾向の高まりで、蒸し調理器の出番はぐっと増えそうだ。
≪増えるバリエーション≫
東京・銀座の人気スポット、マロニエゲートに入る東急ハンズ銀座店では20日、形も材質もさまざまな蒸し調理器を集めたコーナーが登場した。「せいろな どは冬の時期によく売れますが、今年の人気ぶりは特別ですね。蒸し料理は油を使わないのでヘルシーですし、野菜などの本来のおいしさが味わえる、と特に女 性に好評です」と話すのは、キッチンフロア担当の内藤慶子さん。
同店では約20アイテムがそろい、杉製のせいろや、大きさが変えられるステンレス製蒸し器といった定番商品に加え、ユニークなデザインの商品が人目を引く。
魔法のつぼのようにも見えるタジン鍋は、モロッコの代表的な家庭料理のタジンを作る際に用いる土鍋。鍋に野菜や肉などをピラミッド状に積み上げ、大きな 円錐(えんすい)形のふたをして加熱する。油はもちろん、水も不要。ふたの上部に上がってきた蒸気を中に戻して、食材の水分を逃さず、ゆっくりとまんべん なく熱を伝える。
≪火を使わず手軽に≫
電子レンジ対応の便利グッズも、種類が充実している。人気が高いのは、鮮やかなオレンジ色をしたルクエ社(スペイン)の「スチームケース」。独自のプラ チナ・シリコン製で、ふたが一体になったお弁当箱のような形をしている。耐熱温度がマイナス60度から260度まで対応できるため、冷蔵・冷凍庫で保存も できる。
また、伊賀焼(三重県)の「陶珍菜」は、すのこに食材をのせ、吸水させたドーム形のふたをしてレンジにかけると、陶器に含まれる水分が温められて内部に熱蒸気が発生する仕組みになっている。
いずれの調理器も、見た目がおしゃれで、加熱後はそのまま食卓にのせられるのが魅力だ。
また、電子レンジやホットプレートなど蒸し機能が付いた商品が増えている家電にも、専用調理器が登場した。10月に発売されたティファール(フランス) の電気蒸し器「スチームクッカー」は、「予想を上回る反響」(販売元のグループセブジャパンマーケティング部)だという。
本体に水を入れ、バスケットに食材を並べて、タイマーをセットするだけという簡単さが売り物で、付きっきりにならずに済むし、小さな子供がいても安心という声が多いとか。
≪メタボやダイエットに≫
「蒸し調理はメタボが気になる人やダイエット中の人にお勧め。栄養、食感、味のそれぞれに利点があります」と、管理栄養士の山内寿子さんは説明する。
野菜などに含まれるビタミンCは水溶性で熱に弱く、ゆでると流失してしまうが、蒸すとそれを防ぐことができる。グループセブジャパンがブロッコリーのビタミンC残存率を調べたところ、ゆでた後は58%だったが、蒸した場合は84%と高い数値を示した。
水分が逃げないのでふっくら柔らかく仕上がるし、素材のうまみや香りも保つことができる。山内さんは、これからおいしくなる大根やカブ、サトイモなど冬野菜の蒸し物がイチ押しという。
景気の低迷や食品の値上がりによる"内食"傾向の高まりで、蒸し調理器の出番はぐっと増えそうだ。






